ライブペインティング
絵描きの熊谷隼人さん と、京都、出町柳の鴨川デルタでセッションします。
ライブペインティング×バイオリンです。

9/28(土) 16:00~ @鴨川三角州 晴天決行
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このライブは、僕と熊谷さんが偶然同じ日に関西にいることから突如生まれました。
熊谷さんは、京都北白川の「ちせ」さんのグループ展、「洞窟とスピカ星」に参加され、
オープニングイベントとして、29日には、青木隼人さんとのライブペインティングがあります。
(写真1.2枚目は、小豆島「橡人」さんでの青木隼人さんと熊谷さんのセッションです)
話の流れの中でそのことを伺い、ちょうど前日から関西にいるので見に行きます、とお話したところ、それならば僕らでセッションしよう、ということになりました。
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熊谷さんと始めてお会いしたのは、北海道の美唄アルテピアッツァ彫刻美術館。
野生の学舎さん @yaseino_gakusha と、phokaさん @phoka のお二人のつくられた、音に対して体を開いていくワークショップに参加した時でした。
僕は、熊谷さんが一枚の大きな絵と一緒に旅をしている方だと伺って、どんな絵かと後で写真をみた時に、本当に、驚いてしまったのです。
体の底にある、人間の原始的な部分。それがぐわっと引き出されてしまうような感覚でした。
その後、どうしてもまたお会いしたいと思って、札幌から十勝まで会いに行きました。僕が会いに行った日、熊谷さんはちょうどその時のお仕事をやめられ、新たな日々への船出の日だった、と記憶しています。
家の中は、「よい旅を」と誰かが言ってくれているような、澄んだ気に満ちていました。
そして、僕はその場に満ちていたものに惹かれて、短い時間、即興的に曲を演奏しました。
周りの音とバイオリンがきれいに重なり、旋律が風と重なって流れていきました。
周りの空間と共鳴する感覚はこういうものなのかと、いまでもその時のことを体で覚えています。
(まさにその時の写真を、熊谷さんのパートナーの邑里さん @yuri_iay が撮って下さっていました(三枚目))。
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それから2年ごしに、僕らは初めてのセッションで再会することに。
2人とも、どんな場が開かれていくのか予想もしていません。
この1ヵ月、明日がどんな時間になるかを思い描きながら、演奏を繰り返してきました。
そうやって重なっていった時間と、明日その場から立ち上がってくるものが入り交じると、何が起こるか。わからないからこそ、楽しみです。
そんな文を書きながら先ほど京都に到着しました。
実際に出町柳のデルタに行ってみて、体の中の音楽と、その場所の空気が、とても合う予感がしています。
明日の16:00~ 出町柳の鴨川三角州でセッションです。
よければ、その時開いていく場を、見にいらして下さい。


